【2023年1〜10冊目】最近読んだ本10冊紹介!

日常
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こんにちは、れももです。
今年に入ってからとても読書にハマってしまいまして、既に今年に入って10冊を読了しました(厳密にいうと15冊…笑)。
どれもすごくおすすめなので、今回は読み終えた本を紹介するま記事を書いてみました。

自分は元々読書が嫌いで、学生時代は全く本を読まない人間でしたので、読書の良さがわかりませんでした。でも、最近ようやく読書が楽しくなってきたというか、読書への苦手意識がなくなりました!笑

読書は新しい視点や考え方を与えてくれたり、今までに感じたことのある感情が本に言語化されていたりして、「あ〜、めちゃわかる!🥺」みたいな感じで共感できたりする嬉しさがありますよね。出来事とか感情をそれぞれの作家さんが自分の文章で表現されていてどれも魅力的です!
色々書いていると前置きが長くなりますが、笑

今回は今年に入って読んだ本の1冊目〜10冊目を紹介します!
どれも魅力的で面白い本なので、是非どれか1冊でも手に取って読んでもらえたら嬉しいです^^

本の紹介①「人は聞き方が9割」

タイトル人は聞き方が9割
著者永松 茂久
出版年2021年12月
評価(個人的な)★★★★☆

概要・あらすじ

「目の前に人がいると『何か話さないと』とつい焦ってしまう……」
「自分ばかりが話しすぎてしまって、いつも後悔してしまう……」
「結局、今日も言いたいことがうまく伝えられなかった……」

このような悩みを抱えている人は、少なくありません。
でも、大丈夫。
本書では、これらの悩みを解決する方法を、ズバリ、お伝えいたします。
ベストセラー『人は話し方が9割』でもお伝えした「聞き方」の大切さをさらに詳しく、わかりやすく解説しました。
特別なことではありません。

誰でも身につけることができる、「ちょっとしたコツ」です。

感想

最初っから固そうな本ですみません。。。

でもこのタイトル、聞いたことがあったり本屋さんで見かけた方もいると思います。
実は気になってた!って方も多いんじゃないでしょうか?

わたくしはだいぶコミュニケーションに苦手意識がありまして、人に言いたいことを伝えるのが上手じゃなかったり、会話がスムーズにできなかったり。常に改善する方法はないんだろうかと感じて過ごしていたので、このタイトルを目にして、すぐに読みたくなってしまいました!笑笑
話し方を改善するんじゃなくて、聞き方なら改善できるかもという希望が持てたし、でも本当にそれだけでコミュニケーションができるようになるのかな??と疑問もあったのでとても興味をそそられました。

実はこの著者はこの本を出す前に「人は話し方が9割」という本も出していて、「え、矛盾じゃん!どっちが正しいの?!?!」って思ってしまいました(笑)
でも、この本を読むわかるんですが、人と会話をする上でまず聞き方がどれほど大切かがわかります。
考え方も独特?というか心理学的で、人は他人と会話するとき常に不安や恐怖みたいなものがあるので、それをどれだけ排除させられるか、的なことが書かれていたりします。
めちゃめちゃ納得しながら、確かにこれを意識すれば少しは会話うまくいくかも!とか、すごい腑に落ちましたね。
この本は今まで読んだ自己啓発本の中でも特に良かった本です🙆‍♂️

本の紹介②「東京タワー」

タイトル東京タワー
著者江國 香織
出版年2006年2月
評価(個人的な)★★★★★

概要・あらすじ

大学生の透は恋の極みにいた。
年上の詩史と過ごす甘くゆるやかなひと時、世界はみちたりていた。
恋はするものじゃなく、おちるものだ。透はそれを、詩史に教わった。
一方、透の親友・耕二は、女子大生の恋人がいながらも、蠱惑的な喜美子に夢中だった。
彼女との肉体関係に…。夫もいる年上の女性と大学生の少年。
東京タワーが見守る街で、二組の対極的な恋人たちが繰り広げる長篇恋愛小説。

感想

こちらは江國香織という方の小説です。
大学生男2人の対極的な恋愛が描かれている作品です。2人とも不倫や浮気といった世間一般から許される様な恋愛ではなくとても不純な恋愛なんですが、なぜか純粋な恋愛をしているかのように見えるとても不思議な感覚を味わえました。

あらすじにも書いてありますが、「恋はするものじゃなく、落ちるものだ。」という一文を、小説全体で表現しているような感じで、もうとにかく胸苦しくなることばっかりなんですよこの小説w
恋することで感じる孤独だったり、嫉妬だったり、我慢だったり、この小説読んでいるとかなり辛くなります!笑

小説ではそれぞれの人物の心理描写が丁寧に、綺麗に表現されていて、すごく洒落た雰囲気の印象を感じられます。だからこそ、洒落た雰囲気にも関わらず地獄のようにとても切なく辛いシーンがたくさん出てくるのでより辛いんですよね😅

恋愛は甘さもあるけどそれと同じくらいの苦しみも伴う、みたいなリアルな恋愛の本質を文章で表現する江國さんにこの本でハマってしまいました。。。

本の紹介③「すべて忘れてしまうから」

タイトルすべて忘れてしまうから
著者燃え殻
出版年2020年7月
評価(個人的な)★★★★☆

概要・あらすじ

いまはない喫茶店、帰りがけの駅のホーム、予定のなかったクリスマスイブ、点滴の終わりを告げるナースコール、安いビジネスホテルの廊下、知らない街のクラブ、朝のコンビニの最後尾、新幹線こだまの自由席、民宿の窓でふくらむ白いカーテン、居場所のないパーティー会場―ふとした瞬間におとずれる、もう戻れない日々との再会。
ときに狼狽え、ときに心揺さぶられながら、すべて忘れてしまう日常にささやかな抵抗を試みる「断片的回顧録」。

感想

こちらは燃え殻さんのエッセイ集になります。
燃え殻さんは「ボクたちはみんな大人になれなかった」を読んですごく好きになりました。
読んでことある方も結構いると思います。燃え殻さん好きな方はこの本も好きだと思います。

短いエピソードがたくさん入っている本なので、燃え殻さんの日記みたいな感覚で読めます。寝る前に読んだりするのに結構おすすめかもです。

燃え殻さんの文章はとても情景が浮かびやすく、何気ない日常なのになんかエモさを感じるんですよね。
そのエモさがなんなのか表現が難しいのですが、切なさとか喪失感的なところや人間味を感じたりする部分にエモさを感じるのかな?と考えたりしていました。

本の紹介④「運転者」

タイトル運転者
著者喜多川 奏
出版年2019年3月
評価(個人的な)★★★★★

概要・あらすじ

「…なんで俺ばっかりこんな目に合うんだよ」思わず独り言を言った、そのときだ。
ふと目の前に、タクシーが近づいてくるのに気づいた。
累計80万部喜多川泰、渾身の感動作!報われない努力なんてない!

感想

こちらはフォロワーさんからお薦めされた本ですごく面白そうだったので読んでみました。

この本は自己啓発本かと思うくらいとてもタメになる本だったし、お話もすごく面白くてスラスラと読み進めあっという間に読了してしまいました。

主人公のように自分もネガティブ思考なところがあって、自分は運がないとか運が悪いとか言い訳をしてしまったりする部分に共感しながら読み進めていました。
徳を積んだり努力をしても報われないこともあるよなと自分は思う人だったんですが、これ読んだらまさに「報われない努力なんてない!」と思えるようになりました。

Web制作を一生懸命やっている自分にとってとても背中を押してくれる本だったし、自分が人生を精一杯生きる意味みたいなものも少し見出せたようなそんな作品でした。
人に本をおすすめする際は1番に紹介したい本かもです^^

本の紹介⑤「きらきらひかる」

タイトルきらきらひかる
著者江國 香織
出版年1994年5月
評価(個人的な)★★★★★

概要・あらすじ

私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである―。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。
そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが…。
セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上る誠実、友情、そして恋愛とは?傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。

感想

東京タワーを読んで江國さんの本をもっと読んでみたいと思い手に取った1冊です。
あらすじには書いてませんがアル中に妻とホモの夫ともう1人夫の恋人(男)の3人がメインに話が進んで行きます。

夫は妻のアル中や精神病に関してとても理解を持っていて、妻も夫のホモに関してや自分とは別に恋人がいることに関して理解していて、お互い理解し合いながら上手な距離感で日々が過ぎていきます。
自分達は上手く距離感をとっているのに、周りの環境や人の干渉によりそのバランスが崩れていきます。
自分達は”このまま”でずっといいのにって思っているのに環境は変わって行ってしまって、次第に自分らも変わらなくちゃいけないようなもどかしい気持ちに主人公たちが苦しんだり、それを乗り越えたり。
そうゆう感情にとても共感をしました。

私実は精神病の方と暮らしていた経験があるので、そのせいか、笑子と睦月の生活感の情景がとても浮かびやすく話に入り込みやすかったです。

本の紹介⑥「号泣する準備はできていた」

タイトル号泣する準備はできていた
著者江國 香織
出版年2006年6月
評価(個人的な)★★★★

概要・あらすじ

私はたぶん泣きだすべきだったのだ。
身も心もみちたりていた恋が終わり、淋しさのあまりねじ切れてしまいそうだったのだから―。
濃密な恋がそこなわれていく悲しみを描く表題作のほか、17歳のほろ苦い初デートの思い出を綴った「じゃこじゃこのビスケット」など全12篇。
号泣するほどの悲しみが不意におとずれても、きっと大丈夫、切り抜けられる…。そう囁いてくれる直木賞受賞短篇集。

感想

こちらは江國さんの短編集で直木賞受賞作になります。
実は短編集読むの初めてでした!

前で紹介している小説2冊よりは入り込みにくいお話もあるような印象でした。
どれも江國さんっぽさ全開の文章で12話でそれぞれ色々な人の生活が覗けるようなそんな感覚でした。

江國さんの作品は、人が抱えている闇みたいなものを表現するのがすごくて、基本どれも喪失感があって暗いですね😅
でもそれが嫌じゃないんですよね。江國さんの作品読んでいると、みんなこうゆう感情とか悩みとか葛藤を抱えているんだと何だか安心するというか、ちょっと励まされる時があったりします、、笑

本の紹介⑦「つめたいよるに」

タイトルつめたいよるに
著者江國 香織
出版年1996年5月
評価(個人的な)★★★★

概要・あらすじ

デュークが死んだ。わたしのデュークが死んでしまった―。
たまご料理と梨と落語が好きで、キスのうまい犬のデュークが死んだ翌日乗った電車で、わたしはハンサムな男の子に巡り合った…。出会いと分れの不思議な一日を綴った「デューク」。
コンビニでバイトする大学生のクリスマスイブを描いた「とくべつな早朝」。
デビュー作「桃子」を含む珠玉の21編を収録した待望の短編集。

感想

江國さんの本ばっかですみません^^;
この短編集もめっちゃ良かったです!前回に引き続き短編集でしたので、前回のと合わせて30編以上も読んだことになります。
次はどんな話が来るんだろう?と毎回期待して、めっちゃいいわぁ〜ってなって、その繰り返しですごい楽しかったです!笑

「号泣する準備はできていた」と感想は同じ感じですが、個人的にこちらの方が読みやすい印象で、ファンタジーっぽい話もあったり面白いお話もたくさんありました。
また時間空けてたら読みたくなりそうだな〜って思います^^

本の紹介⑧「限りなく透明に近いブルー」

タイトル限りなく透明に近いブルー
著者村上 龍
出版年2009年4月
評価(個人的な)★★★★

概要・あらすじ

米軍基地の街・福生のハウスには、音楽に彩られながらドラッグとセックスと嬌声が満ちている。そんな退廃の日々の向こうには、空虚さを超えた希望がきらめく―。
著者の原点であり、発表以来ベストセラーとして読み継がれてきた、永遠の文学の金字塔が新装版に!
群像新人賞、芥川賞受賞のデビュー作。

感想

江國さん本ばかり読んでいましたが、少し経路を変えて村上龍さんの限りなく透明に近いブルーを読みました。
こちらは芥川賞受賞作であり、デビュー作だそうです。

タイトルがめっちゃオシャレなのでこれはタイトル買いです!笑
こんなオシャレなタイトルでどんな話なんだろうと本を読み進めてみたらびっくり。
酒、暴力、薬物、セックス。とどれもパンチがありすぎでかなりハードです^^;
しかもめちゃくちゃリアルな描写なので、とにかく汚ないし痛々しいしで、「うわぁ〜😥、うわぁ〜😥」と言いながら読み進めていました、、、笑
マジで気持ち悪くなるくらい生々しいので、閲覧注意ですほんとに。笑

ページ数は160ページくらいと一見短いのかなと思いましたが字がびっしり。しかも内容がハードなので、読み切るの結構しんどさあります。
登場人物たちのセリフがとても多くて、カギ括弧なしに話し言葉がたくさん書かれているのがこの本の特徴的なところでもあります。
かなり激しい内容ではあるんですが、後半〜ラストにかけてはとても圧倒されました。この本の凄さを感じることができた気がしました。

ちなみに、この本の解説がとてもわかりやすかったです。結構好評らしいです!
綿矢りささんが書いているんですが、次を読む本のきっかけとなりました。

本の紹介⑨「インストール」

タイトルインストール
著者綿矢りさ
出版年2005年10月
評価(個人的な)★★★★

概要・あらすじ

学校生活&受験勉強からドロップアウトすることを決めた高校生、朝子。
ゴミ捨て場で出会った小学生、かずよしに誘われておんぼろコンピューターでボロもうけを企てるが!?押入れの秘密のコンピューター部屋から覗いた大人の世界を通して、二人の成長を描く第三八回文藝賞受賞作。
書き下ろし短篇を併録。

感想

この作品はずっと読みたいなと思っていたところ、限りなく透明に近いブルーの解説を綿矢りささんが担当されていて、せっかくだからと思い1冊手にとってみました。

あらすじ読んでめっちゃ面白そうと思って気になっていた本です。
ちなみにこちらは17歳の時に書いた本らしいです^^;笑
17歳でこんなすごい小説書けるなんて信じられないですね(笑)

お話は期待通りすごい面白かったです。
主人公の女子高生が出会う小学生がめっちゃ面白くて、こんな小学生いるのかよ(笑)とか思いながら読んでいました!笑

文章がすごく読みやすい印象でした。比喩表現とかがわかりやすいのかな?なんて思いながら読んでいました。

本の紹介⑩「創造的脱力~かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論~」

タイトル創造的脱力~かたい社会に変化をつくる、ゆるいコミュニケーション論~
著者若新 雄純
出版年2015年11月
評価(個人的な)★★★★★

概要・あらすじ

従来のよくできた社会システムの多くは、どうやら耐用年数がすぎ、人や組織のあり方を窮屈にしてしまっている。
私たちの日常に多様なスタイルや解放的な文化をつくりだしていくには、この「かたい社会」のシステムや人間関係を、中心ではなく周辺部分からゆるめていく脱力的なアプローチが不可欠になる。
白黒をはっきりつける二項対立的思考や問題解決手法には限界があり、ズレや違いを認め周囲と柔軟に関わり合い、試行錯誤しながら変化と広がりをつくっていく「ゆるいコミュニケーション」が必要だ。
ゆるい就職・NEET株式会社・鯖江市役所JK課…数々の実験的プロジェクトの実態と、そこに生まれるゆらぎやとまどい、それに携わった当事者のリアルで生々しい感情の交錯などから「新しい何か」の萌芽を探っていく。 
–このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

感想

小説ばかりが続いていましたが、ラストはお堅そうな本です。笑
でも安心してください。若新さんの本なんでめちゃ読みやすいです!
てか、これ10冊の中で一番おすすめかもしれないくらいです(笑)

若新さんを皆さんご存知でしょうか?
わたくし若新さんめっちゃ好きで、この方の考え方がすごい好きなんですよね🥺

この本を読んで良かったことは、自分が思う社会に対する不満というか疑問をたくさん言語化してくれていたことです。
若新さんっていろんなことを肯定的にみていることが多くて、そこがすごく好きなところなんです。
世の中というか人間って、論理的に物事を考えて結論づけたりするせいで、何事も良い悪いで二極化してしまっている。ってみたいなことを言っていて、そこにめちゃ共感するんです。
むしろ人によって良い悪いは違うし、何ならその中間的な考え方があっても良いじゃんみたいな。
人によっていろんな考えがあることをこの本では”グラデーション”と表現されていて、その表現もすごく好きです。

なんでも肯定しているわけじゃなくて、ちゃんと当事者と向き合って、事実をベースに考えを言うのが好きです。論理的じゃなくて、事実から結論づけるのが自分はすごく大切だなと日々感じているので。
論理的に結論づけた感を出して、決めつけていることがたまにあると感じるので、若新みたいな人が増えてほしいなと日々思っていますw

まとめ

以上が読んだ本紹介でした。
すでに今年に入って15冊読んでいるので、5冊まだ紹介していない本があります!笑
また10冊分溜まったら紹介記事にまとめようと思いますm(_ _)m

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